2010年10月31日日曜日

墓地

今日とある公園墓地へ行ってきました。
海からすぐの広々とした場所に、低めに大きさが揃えられた墓石が整然と並んでます。
どんな感じのデザインや色があるのだろうと思ってみたら、本当に様々。
「○○家」というスタンダードなものから、「慈」「心」といった文字が入っていたり。
中でも驚いたのが、ウルトラマンのミニバージョンがそのまま墓石になっていたもの。
裏を見たらやはり4歳の男の子のお墓でした。なんだか切ない。
桜の花びらが掘ってあったりすると若い女の人だったり、残された家族の思いが感じられます。

そこで、出会った一人のご婦人。
とても素敵なお花を生けていて、つい声をかけてしまいました。
墓石には亡くなったご主人が使っていたゴルフセットとパターとボールをそのまま再現したもの。
そして、両脇にはLARKの煙草の箱を掘ったもの。
真ん中には愛車をそのまま再現してありました。
こんな事くらいしかもうやってあげられないから、とおっしゃってました。
生きているときはね、喧嘩ばっかりして、もういなくなっちゃえって思ってたんだけど、
いなくなってしまうと寂しくて、しょっちゅう来てしまうの、子供では代わりにならないの、と。
丸2年たった今も、週に1回は訪れ、来れるときは2,3回来るのだそう。
よく見てみると、こちらのお墓の前だけ芝生が剥げてしまっている。
今日、造園の方が通りかかって、芝生の補修をしてくれてました。
芝生が剥げていると、沢山来ているということらしいです。

そして、お墓がご近所だと何となく話すようになって、ご近所づきあいが出てくるようで。
こんな縁もいいかもな、と思ったりしました。
時間がユックリと過ぎる、そんな場所でした。









0 件のコメント: